物理探査
部門
地球内部を非破壊で診断する技術。
深さ数十cmのアスファルトの下の埋設管から、
深さ数千mの地下資源まで、
物理探査技術は地下の可視化に用いられています。
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土木物理探査
地盤を非破壊で可視化する技術、それが物理探査です。
地質調査、橋梁基礎地盤調査、弾性波探査、比抵抗探査、反射法地震探査、電磁探査、トモグラフィ探査、地中レーダ探査、VSP探査、物理検層などを実施しています。
主な業務実績
- 富士山山体地質調査業務(比抵抗二次元探査):国土交通省中部地方整備局
- 統合物理探査による河川堤防の評価検討業務:国土交通省関東地方整備局
- 北海道新幹線、八雲地区断層調査(三次元電気探査):独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構
- 北海道新幹線、長万部地区断層調査(高分解能S波反射法地震探査):独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構
- 路面下空洞調査業務委託:埼玉県
- 伯母峯峠道路伯母谷地区他地質調査業務(トンネルの弾性波探査、比抵抗二次元探査):国土交通省近畿地方整備局
- 史跡大町釈迦堂口遺跡崩落対策工事詳細設計業務委託(弾性波トモグラフィ):神奈川県
- 堤内地における3次元S波速度構造調査(三次元微動探査):国立研究開発法人土木研究所
- 栗平地区地質調査業務(深層崩落地での比抵抗二次元探査):国土交通省近畿地方整備局
- 掘削影響領域の長期変遷に関する調査(弾性波・比抵抗トモグラフィ):国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
- 都幾川管内地質調査業務(表面波探査):国土交通省関東地方整備局
- 掘削影響領域の経時変化に関する調査のための岩石試料の物性値測定(コア比抵抗測定):国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
- 掘削影響領域の長期変遷に関する調査:国立研究開発法人日本原子力研究開発機構幌延深地層研究センター
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資源調査
石炭資源開発に有望な地域において、海外の研究機関と共同開発した高精度・高分解能探査システムを適用し、 鉱区の絞込みや、炭層評価のための基礎データ取得・解析を行います。
GPS測量、VSP探査、物理検層などを実施しています。
また地熱地域における地下構造を把握するため、最適な各物理探査手法を提案します。
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大深度地盤調査
地質調査が広範囲または大深度を対象とした場合、ボーリング調査だけでは技術・コスト面で様々な課題が生じます。
最適な物理探査を利用することで厳しい地形条件をクリアできます。
反射法地震探査、VSP探査などで大深度の地質構造を可視化します。
主な業務実績
- 駿河湾沿岸部における1次元微動アレイ探査:国立研究開発法人産業技術総合研究所
- 駿河湾沿岸部で採取したコア試料の分析②:国立研究開発法人産業技術総合研究所
- 駿河湾沿岸部の調査孔における水温プロフ:国立研究開発法人産業技術総合研究所
- 新潟市における深部地下水観測データの取得:国立研究開発法人産業技術総合研究所
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機器開発
物理探査機器および探査手法の研究開発を行っています。
VSP探査、反射法地震探査のために、各種S波震源を開発しています。
高速サンプリング探鉱器の開発を行っています。
システムの紹介
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分散型地震探査システム
- 24ビットシグマデルタ方式A/D変換
- 連続測定による長時間の測定化
- 最大32ライン2400チャンネル
- 高ダイナミックレンジ
(120dB@2ms)
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地震波干渉法及び
反射法地震探査測定
システム
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高速サンプリング探鉱器
図5 現場でのデータ収録状況
図6 取得波形の例
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S波震源
大深度VSP用S波震源
小型S波震源
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技術関連
採用関連
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