地盤防災部門

 わが国では各種の自然災害によって、毎年多くの物的・人的被害が生じています。自然災害の形態は、地震・洪水・高潮(津波)・土砂災害・火山噴火等、非常に多岐にわたりますが、自然災害の発生には地盤条件が少なからず関連しています。これらの防災検討には、地盤調査・解析等の地質工学的手法から、防災情報システムやリスク評価などの社会工学的手法まで広範な技術が要求されます。弊社では、これらの技術要求に対応するための調査手法の高度化や解析手法の開発等に取り組み、経済的で効果的な防災対応の提案を行っています。

災害調査

 災害発生時の現地調査は、緊急対応等を立案するための重要な資料となるとともに、類似災害に関する被害予測や対策検討における基礎資料となります。災害時には、このような災害状況調査を土木設計部門と連携して行って、災害要因分析や対応検討等を実施します。

発生年 区分 主な調査項 関連資料
2000年(H12年) 火山災害(有珠山噴火) 被害状況調査(隆起・沈下・構造物変状等)
2000年(H12年) 地震災害(鳥取西部地震) 被害状況調査(隆起・沈下・斜面崩壊・家屋被害等)地震断層付近の変状 -
2000年(H12年) 落石 落下軌跡調査(立木との接触・跳躍位置)斜面末端部での速度推定・再現解析
2003年(H15年) 地震(十勝沖地震) 道路盛土の変状調査変状要因の推定
2004年(H16年) 地震(中越地震) 被害状況調査(斜面崩壊・構造物変状・液状化等)
2005年(H17年) 地震(福岡県西方沖地震) 被害状況調査(斜面崩壊・沈下・液状化等)
2006年(H18年) 落石 落下軌跡調査(跳躍位置)斜面末端部での速度推定・再現解析 -

落石災害調査例:落下軌跡調査と落下速度推定

地震時盛土変状調査例:変状ランクと変状要因分析