地盤解析部門

 私たちの生活の中には、「地盤」に関連して生じるさまざまな問題があります。軟弱地盤・地盤災害・地下水環境・地震防災・耐震検討などがその例です。地盤解析部門では、「調査」・「観測」・「解析」の3つの技術を駆使して、地盤(Geo)に関連して生じるさまざまな問題の解決(Solution)を図ります。これにより、社会生活におけるインフラ整備や安全で安心な生活環境の確保をサポートしています。

地盤の動態観測

 実地盤がどのように挙動(変状)するかは、地盤の動態観測によってのみ知ることができます。地盤解析部門では、軟弱地盤の挙動(変位)とそれに伴う構造物の挙動を観測することにより、地盤および構造物の軟弱地盤上の構造物は、地盤の変形(沈下・側方変位など)によって大きな影響を受けます。このような場合、構造物および地盤の動態観測を行なうことにより、①現在の変状の状態、そして②将来の変状予測と機能維持の評価を行なうことができます。
柔構造樋管の動態観測

 軟弱地盤上に直接基礎形式によって施工された柔構造樋管(河川堤防に設置された排水樋管)について施工直後から約7年間、動態観測を行ないました。動態観測の結果をもとにして、①現状における樋管の機能維持の評価、そして②将来における機能維持の評価予測を行ないました。

[軟弱地盤の圧密沈下]

 軟弱地盤上に構造物や盛土などを施工する場合、粘性土の圧密沈下が問題となります。圧密沈下の問題としては、施工後、時間の経過とともに沈下が進行することが挙げられます。下図は典型的な沈下曲線(沈下量の経時変化)であり、時間の経過とともに大きな沈下量が生じる様子がわかります。